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DeNAを辞めて2週間が経った件と進捗

ご報告

タイトルの通りで、2016年1月末日で株式会社DeNAを退職してた。
今はトランスリミットというベンチャーで働いてる。
2週間報告をしなかったのは、しっかり振り返りの時間を取りたかったから...というわけじゃない。
普通にプライベートで色々あったり、友達と飯食ってただけで、つまり惰性。

退職エントリとか書くほどのアレもないけど、周りの同期に煽られたなそういえば、
書かなきゃなあと思い続けて早2週間がたったので、煮え切らない感じを断ち切るために書く。

厳かな退社

お世話になった先輩方や同期に見送ってもらい、非常に厳かな雰囲気の会がいくらか開かれた。
先輩方との飲み会はなかなか写真もなかったが、
同期に送別会を開いていただいた際には記録のために写真を撮った。

みんな、涙を流して別れを惜しんでくれた。
しんみりと、大人っぽいムードで酒を飲み交わした。
今後の将来について語り合う最高の同期を得て僕は感動している。

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完全に学生だった。
スマブラで花を持たせるとかそんなことは一切なく、スミノフを無尽蔵に
消費するだけの実りのある会だった。
ともあれ最高の同期を持ったというのは間違いなくて、今もその繋がりを大事にしてるし、
なんなら翌日普通に飯食ってた。
さらには2日前にも飯食ってたしもう家族。

繋がりを〜みたいな話をすると、クックパッド、DeNA、サイバーの同期とは今も一部結構仲良くしてて、
sotomukiという名前で集まりを作っている。
以下の会のときにできた集まり。

techlife.cookpad.com

この前はみんなで登山(肉)をした。
渋谷にはヒマラヤというどでかい肉を出す店があって、そこでみんなで肉を食い荒らす会をした。

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肉が当たって高熱を出して苦しんだ同期がいたらしく、芸人魂が輝いててやはり最高の同期最高の仲間だと思った。
溜まった知見としては、やはり肉はどんだけでかくてもちゃんと中まで焼くということ。

進捗

年末とかはitamaeいじったりしてたし、capistranoプラグインとかちょくちょく書いてrubygemsにあげたりしてた。
でもそれより大事な進捗があって、社会人としての自己管理用にbotを作ってた。

一瞬真面目な話を書くと、僕は振り返り作業というのが苦手だ。
ブログを書くのもそうだし、文章を打ってたり、過去のことをまとめなきゃいけないとき、思ったより労力がかかっててぶっちゃけめんどい。

でも、DeNAでやってたのはその性格と全く逆のことで、分報とか書くようにアドバイスをもらった。

c16e.com

これは僕の性格とは反対だけど、でも詰まったら長く考えがちでいつのまにか問題が整理できなくなるとか、
優先順位付けがバラバラになったり、見積もりがが長くそれがちだったりする僕にはマッチしていた。
これを勧めていただいたことに関して深くお礼申し上げたい。

ともあれ、こういうのベンチャー行ったりすると、フェーズによっては誰が育ててくれるわけでもない状況になったり、
新卒じゃなくなった瞬間にこういう振り返りがおろそかになって、自己成長が鈍化するのが、特に僕の場合は目に見えていた。

なので、以下のようなbotを作った。

github.com

名前をganbaruzoiという。
もちろんNew Gameは全巻買ったし読んだ。

ganbaruzoiについて

これは何をしてくれるかというと、分報の結果日報を生成してくれたり、
見積もり、そしてその修正があったときに全部日報に記録してくれる。
また、日々の課題意識とそれに対応して今日ないし今週どうするみたいな、
自分でKPT的なレビューとアクションを回せるようなフォーマットになっている。
ちなみに全てES6で書かれている。いいぞ。

TODOリストとかだと僕の場合本当チェックしないし、
特に嫌なのが、見積もりの修正に耐えられないリストだったときの面倒くささ。
だから基本slackでブツブツ言ってる方が向いてるんだけど、それと一緒に自分の振り返りも軽くできたらいいな、という想いで作った。

これ本当はもっと早く出来上がるはずだったんだけど、まじでQOLが不安定だったのと、
途中からES6のgenerators使えば対話式にできるとか、もうちょっとコードをきれいにしたいとか、
試験運用してたりしたら時間かかっちゃった。

今後の成長戦略について

thebridge.jp

たまたま流れてきたこの記事だけど、まあまさにこれで、基本振り返りとか個人的問題解決等々のテーマ設定が大事。
でもそういうの監視されたり、言われて報告するのほんと嫌で、だいたいうまく回らない。
問題解決している気になって増長するのも間違いだけど、
監視する/されるの関係も間違っていると思う。
いろいろ文句をいうけど、本質的にはだいたいそういうのは誰の責任でもなく、やり方が間違っていると思うことが多い。

仕組みをちゃんと作ることで、他の人から何か言われないとできないみたいな状態を避けられたらそれが一番良くて、
ganbaruzoiはまさにそのためのもの。

Twitterで毎日抱負掲げたり自戒を込めたりするのとか、逆にあんまこういうのやらずに過ごすとかもありなんだけど、
僕はそういうの冷めた目でみちゃうし、仕組みを作らないとほんとなにもしない。
ので、仕組みを作った今これを使って初心を忘れず成長していきたい。

技術的な話と今後のこと

技術的にどうするみたいな話だと、このbotみたいに、何かガワをどうこうしたみたいな表面的な技術の触り方が多くて、
がっつり公式仕様を勉強してそれに関連するライブラリを作りました、とか、
プロダクトを作る中で新しい技術に触れました、みたいなことがないまま老害になるのがすごく怖い。

DeNAの人たちはその辺すごくて、みんなコアから勉強してたし、深く読み込んでからコード書き始める習慣が板についてて、
ああこの人たちが"エンジニア"なんだなとつくづく思ってた。
各位、「普通やるでしょ」とか言ってたけどその吸収度と広範さがドン引くレベルだった。

僕はその辺入社してからもしばらく甘くて、かなり理解度が低くご迷惑をおかけした。
でも代わりに、「何がわからないのかわからない」という状況が最近ほとんどなくなっている。
だいたいそういう溺れてる感覚は、本当にコアから読みこなせてないか、
目の前のコードを一行一行整理して理解できてないから起こる問題だとわかったのは、大きな収穫だった。

自分が使っている技術が本当に自分の言葉で平易に説明できるレベルで理解しているか、
その辺の姿勢が、一番勉強させていただいた部分だと思っているので、その姿勢を損なわないように勉強を続けていきたい。